どどどっ、どどどどっ。
お頭や漁師たちがのったぎょせんは、
おれがうみのたいしょうだといわんばかりに、
いばった音をひびかせ、沖へとでてゆきました。
そのようすをみていたしょうねんが、
くやしさをにじませます。
「やつらはきまりをやぶってかせいだお金で、
あんなにりっぱなぎょせんにのっているんだ。
そしてうんどうじょうほどもある網をつかって、
ごっそりのこらず
さかなをさらってしまうんだよ」
しょうねんはうなだれながらも、
もうがまんがなりません。
どどどっ、どどどどっ。
お頭や漁師たちがのったぎょせんは、
おれがうみのたいしょうだといわんばかりに、
いばった音をひびかせ、沖へとでてゆきました。
そのようすをみていたしょうねんが、
くやしさをにじませます。
「やつらはきまりをやぶってかせいだお金で、
あんなにりっぱなぎょせんにのっているんだ。
そしてうんどうじょうほどもある網をつかって、
ごっそりのこらず
さかなをさらってしまうんだよ」
しょうねんはうなだれながらも、
もうがまんがなりません。